天涯孤独
年末年始、実家に帰っていた。
実家とは言っても、私の両親は、私が高校生の時に
離婚していて、その後、両親とも別々の人と
結婚をしているので、
それぞれに家族がいる。
私は父親の方に籍があるし、
苗字も父親の方の苗字。
母親は、別の人と結婚しているので、
違う苗字になっている。
今回帰ったのは、父親の方。
当然、奥さんもいるし、子供(弟になる)もいる。
ちなみに弟は今大学生。
奥さんはとても、優しくて明るくてよく笑う
良い人だし、仲良くしてくれるし
とても良くしてくれて、ありがたい。
弟も、とても可愛い。
2人で映画見に行ったり、
LINEしたり、ゲームしたり、仲いいと思うし
喧嘩もする(笑)
だけど、だけどなんか疎外感を
いつも感じるのはなぜだろうかな。
やっぱり、幸せそうな家庭を
邪魔したらいけないなとか
どっか遠慮してるところがある
とても良くしてくれるけど、
私は、「お客さん」みたいな。
元旦も実家にいたので
実家に届いた年賀状を見て
ちょっと心が苦しくなった。
[山田 太郎、花子、一郎様宛]で
(もちろん仮名ですぜ)
届いている。
そこに私の名前は、ない。
もちろん、出した人は何も知らないだろうし
悪気もないのも分かってる
でも、なんとも言えない気持ちになった。
私は、どこに属してるんだろう?
どこの誰なんだろう?
[山田(仮名)]という姓を名乗っているのに
私はこの名前を名乗っていいのだろうか??
私は、誰なんだろうか
寂しかった。
事情も分かるし、大人だし
お父さんが、幸せそうだし、
私はそれでいいと思ってる。
だけど何だろうこの、寂しい気持ち。
こういうのって、誰かに話しても
きっと分からないよね。
だから特に話はしないけれど。
今日自分の家に帰ってきて
一人になって
少しほっとした。
これが当たり前なんだな。
私はひとりなんだな。
なんて、静かな場所で一人きりになって
誰にも干渉されないこの空間が
今は心地いい
と思う私は変なのかもしれないな。
という、天涯孤独感を強く感じた
お正月でした。
お父さんも、お母さんも、
それぞれ家庭があって、
幸せに暮らしてるから
それは嬉しいし、良かったと思ってる。
ありがたい。
だけど、私はどこの誰??
そう思う私は、どっか頭が
イカレてるんかな。